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研究開発
Research and Development複合型光ファイバーとは
複合型光ファイバーは、レーザー光と画像の並列伝送を可能とする光ファイバーです。
レーザー導光用ファイバー、画像伝送用ファイバーなど、
異なる用途のファイバーを一体同軸化し一つの光学系で伝送することにより、
光軸のずれを無くし、小型化を可能としました。
複合型光ファイバーの先端部にレンズを取り付けた複合型光ファイバースコープの基本構造と、カップリング装置の概要図は次のようになります。
複合型光ファイバー構成図
複合型光ファイバースコープからの画像とレーザー光を分離する役割を持つのがカップリング装置で、赤外レーザー光を反射する誘電体多層膜を蒸着したダイクロイックミラーを内蔵しています。複合型光ファイバースコープ端面の可視光による像を、誘電体多層膜を透過させ、カメラ(CCDまたはCMOS等)のセンサ面上に結像させます。これにより、対象物を観察しつつ、映像の中心にレーザー照射を可能にしています。
複合型光ファイバーの種類
焼灼、PDT、血流計測等、目的に応じた様々なタイプの複合型光ファイバーの開発を行っています。
医療応用
治療が必要な方の身体の負担を最小限に抑え、患部を見ながら精密に治療出来る器具を開発しています。
複合型光ファイバースコープは、対象物を観察しながらレーザー治療を行う技術を提供します。
医療分野応用例
複合型光ファイバースコープは、さまざまな医療分野における応用が期待されています。
期待される検査や治療
- 末梢肺癌治療
- 子宮内検査/治療
- 小腸内検査
- 膵臓・総胆管内検査
- 無遮断血管倍バスツール
- 神経内視鏡手術ツール・・・他
産業応用
レーザー導光用と画像伝送用光ファイバーを一体同軸化することにより
目視の困難な狭い場所の溶接が容易に行えるようになります。
現在弊社では、産業系事業のお問い合わせには対応しておりません。あらかじめご了承ください。
産業分野応用例
配管検査補修ロボット
原子力・電力・化学プラント等の配管、ビル・マンション等の配管内壁の検査と補修